良いチャンティングの大切さ
ー チャンティングはバクティ・ヨガの基礎 ・基盤。
ー 質の良いチャンティングは良いサーダナ、良い1日に繋がる。
ー 集中せずにチャンティングすることは聖なる御名への冒涜の一つ。
より良いチャンティングのための9つのポイント
1 とにかくハレー・クリシュナを唱える
特定の数を決め(16周が理想)、それをとにかく唱えましょう。たとえ質が悪くてもあまり落ち込まず、練習を続けていれば質が上がっていくことを信じ、唱え続けることが大切です。チャンティングはゴールでもあり、プロセスでもあるので、唱え続けることで聖なる御名は私たちを浄化してくださります。
2 マントラ一つ一つを集中して聞く ジャパは競争ではありません。クリシュナと聖なる御名は同一なので、チャンティングを早く終わらせようとすることははクリシュナから逃れようとしているのと同じです。初めはゆっくり、一つ一つの音声を聞くようにして唱えましょう。
3 決意を表明する
なぜチャンティングをしているのかはっきりさせ、マインドにこの強い決意を示しましょう。「クリシュナへとの関係に入っていくため」、「奉仕の機会を与えていただく」など、決意を決め、マインドに言い聞かせましょう。
4 マインドを引き戻す
マインドは猿ように、木から木、一つの考えから別の考えへ、いつも忙しなく動いています。そんなマインドがどこかへ行っても、マントラに集中を戻しましょう。マインドがマントラから離れる時間が長くなればなるほど、引き戻すのが難しくなります。気が逸れたのに気付いたらすぐ、マントラに引き戻してあげましょう。
5 執着をなくす
チャンティングをしている時は過去や未来から自分を切り離し、現在に集中してみましょう。過去に唱えたマントラやこれから唱えるマントラに執着するのではなく、今唱えているマントラにだけ集中するのです。集中して唱えたマントラは一つであっても、効力があります。
6 マインドを無視する
聖なる御名を唱えようとしている時、マインドはマントラ以外のことを考えさせようとします。色々な考えがやってきても、いちいちそれに従うのではなく、そのまま受け流しましょう。マインドに支配されるのではなく、自分がマインドに指示するのです。
シュリーマド・バーガヴァタム 5-11-17解説
無視することはマインドにとって最も強力な武器です。マインドは常にこうしなさい、ああしなさいと言ってきますが、私たちはマインドによるそれらの指示に背くのに上手くならなくていけません。そしてマインドには魂の指示に従うよう、訓練しなければなりません。
7 謙虚な気持ちを培う
物乞いのように、母親を求める赤ん坊のように、クリシュナに身を委ねる思いで唱えましょう。クリシュナは謙虚な者のハートに惹き付けられます。クリシュナが私たちのハートの中に座ってくださるよう、綺麗で謙虚なハートを育みましょう。
tṛṇād api sunīcena
taror api sahiṣṇunā
amāninā mānadena
kīrtanīyaḥ sadā hariḥ
私たちは謙虚な気持ちで主の聖なる御名を唱えなくてはなりません。自分を道端のわらよりも卑しく思い、木よりも忍耐強く、偽の名声に対する欲を一切捨て去り、人々に心からの敬意を払える心境になくてはなりません。そのとき初めて、人は主の聖名を絶え間なく唱えることができるのです。
(シュリー・シクシャーシタカム 第3節)
8 クリシュナの御足に保護を求める
富と名声への欲望を捨て、チャンティングする際はただクリシュナの蓮華の御足に保護を求めましょう。
9 クリシュナのいわれのない慈悲を待ち望む
献身の道で進むにあたって、最も重要な鍵は。クリシュナのいわれのない慈悲です。唱えながらエクスタシーを感じなくても、甘さを感じなくても、決して落ち込まずに信念を持ち続けてチャンティングすることが大切です。クリシュナは私たちの真剣さと誠実さをご覧になり、自身がお望みの時に、素敵なチャンティングの体験を授けてくださるでしょう。
この9つのポイントを心がけながら、毎日決められた数をかかさず唱えましょう!
マハ・マントラ・キー・ジャーイ!
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