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献身者との理想的な付き合い方




今回は献身者と冒涜なしに付き合う方法について紹介したいと思います。

私たちが行っているバクティ・ヨーガではチャンティング、聖なる御名を唱えることを基本としています。しかしただ唱えるだけではなく、冒涜を犯さずに唱えることを努力することが大切です。聖なる御名に対して、10の冒涜があり、その一つがヴァイシュナヴァ(献身者)への冒涜、サドゥ・ニンダです。


ヴァイシュナヴァとは?

クリシュナの献身者であり、必ずしも外的要素で判断できるわけではありません。


ヴァイシュナヴァはこれら4つの理由で批判されることがあります。

1 生まれ(階級)(例 「シュードラの生まれだからいい献身者ではない」と考えること)

2 献身者になる前に行った罪  

3 罪深い習慣の名残 (努力しているけど、まだ完全にやめられていない習慣など)

4 偶然犯した罪


バーガヴァタムの11巻で、クリシュナが自身の献身者であるウッダヴァに慈悲深さ、忍耐心、無執着など、サドゥの兆候を26個挙げています。そしてその中でも一番大切なのがクリシュナに完全に身を委ねていることです。その他の25の性質は全て、クリシュナに身を委ねることを通して、現れます。


献身者にも欠点はある?

バクティには9つの段階があります。

  1. 信念 shraddha

  2. 献身者との交際 sadhu sanga

  3. 献身奉仕の実行 bhajana kriya

  4. 不必要な執着の現象 anartha nivritti

  5. 安定 nistha

  6. 味わい ruci

  7. 愛着 asakti

  8. bhava

  9. クリシュナへの純粋な愛 prema

プレマの段階にいなければ、献身者は全員多かれ少なかれ欠点を持っています。バクティにおいて向上していくに従って、アナルター、欠点が徐々に消えていきます。プレマの段階にいなくても、欠点があっても、クリシュナに身を委ねていて、クリシュナの栄光を広めようとしている人は、クリシュナの献身者として受け入れるべきです。そのため、向上した献身者は人の欠点を批判したりしません。


ヴァイシュナヴァへの冒涜はなぜ危険なのか

私たちはグルや献身者を通して、クリシュナの慈悲をいただいています。しかし献身者を批判し続けると、献身者からの慈悲の流れを止めてしまいます。また、献身者への冒涜は暴れる象に例えられ、せっかく育てたバクティの芽も台無しにしてしまいます。


たとえ極悪非常の行いがあっても、私への献身奉仕をしているならば彼は聖なる人と考えられる。なぜなら彼の決意は正しいからである。

ーバガヴァッド・ギーター 9-30


クリシュナは自身の献身者にとても愛着を持っていらっしゃるため、献身者が罪なことをしたとしても、クリシュナその人は拒否しません。そしてクリシュナは人々に献身者に尊敬を表すことを指示しています。この命令に背くと、その人自身が冒涜者になります。例え誰かに欠点があったとしても、その人はクリシュナに完全な信仰心をもっているため、その人の悪い点を見るべきではないのです。


サドゥ・ニンダの原因

ー 悪い交際 

マヤヴァーディ

献身者を装っている人

神々を崇拝している人

無神論者

こういった人たちと付き合いをもっていると、ヴァイシュナヴァを批判するようになってしまいます。


サドゥ・ニンダを避けるには

ー 献身者ではない人々との交際を避ける

ー 献身者と付き合い、自分よりも向上している人に仕える

ー 聖なる御名を唱え続ける




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