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バララーマ降誕祭

8月3日は主バララーマの降誕祭!


バララーマは主クリシュナの兄で、常にクリシュナに仕えることを考え、主が遊戯を繰り広げられるよう、手配なさいます。またクリシュナ・リーラでは主に二つの悪魔を退治なさいます。


その二つの悪魔がデヌカースラとプラランバースラ

クリシュナによって殺される悪魔は献身奉仕を行っていく上で、クリシュナが取り除いてくださるアナルター(汚れ)を象徴する訳ですが、バララーマに殺される悪魔は私たちが自らの努力で取り除かなければならないアナルター(汚れ)を象徴します。


デヌカースラ

デヌカースラはロバの姿をした悪魔。彼は無知、特に精神的な知識に対する無知を象徴します。彼はタラヴァン森の果物を独り占めにし、果物を自分だけのものにしようとするその心は物質的な差別心を表します。このような心を持つ人は宗教原則を従うことだけに執着し、自発的な愛情奉仕に興味がないため、より高い段階に到達することができません。また、他の人たちが精神生活で発展していくのを見ると、嫉妬し、彼らを止めようとします。心の中のデヌカースラを取り除くには、精神的無知を取り払うために献身者によって残された経典や本を読み、勉強することが大切です。また、宗教原則を守ることだけに集中するのではなく、本当の愛、クリシュナへの愛を育むために努力することです。


プラランバースラ

クリシュナとバララーマが牛飼いの少年たちと遊んでいる際、プラランバースラは牛飼いの少年のふりをして、彼らのもとに近づき、バララームを殺そうとしました。この悪魔は異性への強い情欲、そして名声、富、力への強い欲望を象徴します。またクリシュナに仕えると見せかけ、自分勝手な目的を果たそうとしている人を指します。心の中のプラランバースラを取り除くには、自分がバクティ・ヨガを行う理由と目的を見つめ直し、富や名声などの見返りを求めず、クリシュナと献身者に心から仕えようとする思いを育むことです。


バララーマの力

これらの二つの汚れが精神生活における大きな障害だと理解し、その汚れを取り除こうと努力する献身者に、主バララーマは力を授けてくださいます。バララーマはアディ・グル、根源の精神指導者です。真正なグルはバララーマに力を与えられ、そのグルに身を委ねた者は、その超越的なシャクティ(力)の一部を得て、障害を取り除くことができるのです。


シュリーマド・バーガヴァタム 7巻15章45節 解説

この節で重要なのはjñānāsim acyuta-balaḥという言葉です。ジュニャーナーシム、すなわち知識の刀は、クリシュナから授けられるものです。クリシュナの指示を従うためにグルとクリシュナに仕えるとバララーマが力を授けてくださいます。バララーマはニッティヤーナンダです。Vrajendra-nandana yei, śacī-suta haila sei, balarāma ha-ila nitāi。このバラ、バララーマは、シュリー・チェイタニヤ・マハープラブと一緒に降誕されます。ふたりともとても慈悲深く、このカリ時代ではとても簡単に彼らの蓮華の御足に保護を求めることができます。Pāpī tāpī yata chila, hari-nāme uddhārila。彼らの武器はサンキールタナ、ハリナーマです。それゆえにクリシュナから知識の刀を受け取り、バララーマの慈悲で力強くなるべきです。このようにヴリンダーヴァナではクリシュナ・バララーマを崇拝しています。

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