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トゥラシーとシャリグラーマ・シーラの結婚式



今年の11月30日はトゥラシー・シャリグラマ・ヴィヴァハ(結婚式)です! いくつかの寺院では実際に、トゥラシーとシャリグラーマ・シーラの結婚式を行うそうです!


トゥラシーとは

トゥラシー・デーヴィーはクリシュナの最も栄光ある献身者の一人です。彼女の慈悲は献身奉仕の道に欠かせません。クリシュナが様々な遊戯を繰り広げるヴリンダーヴァナは彼女によって支配されていて、ラーダとクリシュナの遊戯に近づくには彼女の慈悲が必要だと言われています。


トゥラシーはなぜ植物の姿なのか

とても吉兆なカルティック・プルニマの時、ダルマドゥヴァジャとマダヴィの間にとても美しい女の子の赤ちゃんが生まれました。かつて両親はクシュミー・デーヴィーを崇拝しており、それに満足したラクシュミーは、完全部分体として妻の胎内に入っていました。美しい印に飾られた赤ちゃんは決して16歳以上老いない、とても美しい少女へと成長しました。彼女の美しさはみんなの心を奪い、誰かに比べることなど不可能だったため、「トゥラシー (無類の、唯一無二の)」という名で知られるようになりました。家を離れ、トゥラシーは主ナーラーヤナ自身が夫となるよう、バドリヴァンという場所で厳しい苦行を行いました。主ブラフマーが現れ、彼女の苦行に満足したため、彼女が望みの恩恵を問いかけました。


トゥラシーはこう説明しました。「前世、私はゴーピーでした。特別な運のおかげで私は主クリシュナの使いの中でもとても愛されていましたが、ラサ・マンダラのある日、怒ったラーダーラーニーに人間社会の中で生まれるよう呪いをかけられました。そのため、今の姿でこの地上に生まれました。ですから私は主ナーラーヤナを夫として手に入れることを望みます。」 主ブラフマーはこう答えました。「ある時、スダマという牛飼いの少年も同じように、ラーダーラーニーから地上に生まれるよう呪いをかけられました。その呪いによって、彼は悪魔の家族に生まれ、今ではサンカチュダという名の悪魔として有名です。彼はあらゆる恩恵を得るため、そしてあなたを妻として手に入れるため、大変厳しい苦行を行ってきました。ですからこの生涯において、彼は当分あなたの夫となります。やがてリーラの影響であなたは主ナーラーヤナに呪いをかけますが、主はその呪いを受け入れ、あなたの夫となります。主ヴイシュヌは自分の命よりもあなたを愛し、あなたの存在がなければ、どんなプージャも結果をもたらしません。私の恩恵によって、あなたは全ての木々を支配する神像となり、主ヴィシュヌとの永遠の交際によって無限なる幸せを楽しみます。」 主ブラフマーから求めていた恩恵と吉兆なカヴァチャ(お守り)を手に入れたサンカチュダはバドゥリヴァンにいき、トゥラシーに出会いました。二人が会話している途中、主ブラフマーが現れ、サンカチュダに「この若い乙女をあなたの妻として受け入れなさい」、トゥラシーには「サンカチュダの死後、あなたは主ヴィシュヌを夫として手に入れます」と告げました。 サンカチュダはブラフマーからもう一つの恩恵を授けられていました。それは妻の純潔さが保たれている限り、誰にも殺されることはないというものでした。これによりとても傲慢になっていた彼は神々や人間を恐怖に陥れ始めました。彼の攻撃に苦しめられた神々は主シヴァに助けを求めました。そこで主シヴァ自身がサンカチュダと戦い始めました。その間、主ヴィシュヌはトゥラシーの純潔さを壊す計画を立てていました。主シヴァとサンカチュダが戦ってる間、主ハリはブラフマナの装いで戦場に現れ、「ブラフマナである私にそのカヴァチャを施しとしてください」とサンカチュダに言いました。彼はすぐにそのカヴァチャを施しとして、主に渡しました。その後、主ハリはサンカチュダになりすまし、トゥラシーの元に行きました。 トゥラシーを騙し、主はトゥラシーの夫のように、彼女と楽しみ、彼女は貞操を失いました。(しかし主ヴィシュヌには全く非はありません。主は自身の献身者である主ブラーフマがサンカチュダに与えた恩恵を保つと同時に、神々と献身者を守りたかったのです。このためにこのような遊戯を繰り広げたのです。また、トゥラシーはラクシュミー・デーヴィーの完全部分であるため、実際には主ヴィシュヌの妻なのです。)その瞬間、主シヴァが戦場でサンカチュダを殺しました。


事情を理解したトゥラシーはこう言いました。「私を騙し、純潔さを奪い、夫を殺しました。あなたの心はまるで石です!ですからあなたが地上に石として残るよう、あなたを呪います!」主ハリはこう返事しました。「あなたは私を手に入れるため、何年も厳しい苦行を行ってきました。同時に、サンカチュダもあなたを手に入れるため、厳しい苦行を行っていました。苦行の結果として、彼はあなたを妻として楽しみ、ゴーローカへ行きました。そして今、あなたが苦行の果報を味わえるでしょう。いずれ死ぬ肉体を離れ、神聖な姿をとり、あなたは常に私と一緒にいることができるようになります。今の肉体はガンダキの川に戻り、あなたの髪の毛からトゥラシーとして知られるたくさんの木が生えます。あなたの呪いを満たすため、私は石となり、常にガンダキ川のほとりで暮らします。そこに暮らすたくさんの虫たちが鋭い歯でそれらの石に私のチャクラの印を掘るでしょう。」


このようにして、トゥラシーとシャリグラマ・シーラとトゥラシーは結婚し、幸せに暮らし続けました。

トゥラシーを崇拝する大切さ

ネクター・オブ・デボーション11章 トゥラシーを信仰持って崇拝する者には限りない恩恵が与えられます。 「多くの罪を一瞬にして除くことができるトゥルシーの木に尊敬の礼を捧げます。ただこの木を目にしたり、触ることだけで全ての苦悩や病から救われます。トゥルシーの木に尊敬の礼を捧げ、水を捧げることでヤマラージャ(死の王、罪深い者を対処する方)の法廷に送られる恐れから救われます。どこかにトゥルシーの種を植えた人は必ず主クリシュナへの献身が深まります。そしてトゥルシーの葉を献身深くクリシュナの御足に捧げると神への愛が実ります。」 ー 家が純粋なら、家でトゥラシーを崇拝することができる=宗教原則をしっかり守っている ー 彼女はクリシュナのとっても崇高な献身者であることを覚えておくことが大切。 ー 化学農薬などは使わない。 ー 実際にトゥラシーを育てられない人は絵や写真を崇拝してもOK

シャリグラマ・シーラについて

ー ネパールのガンダキ川以外にある石は決してシャリグラマ・シーラではない。 ー シャリグラマ・シーラを触れただけで、何万の生涯で犯した罪から解放される。 ー シャリグラマ・シーラのプージャを行うことで主ハリと直接ふれあう事になる。 ー シャリグラマ・シーラの売買は厳しく禁じられてる。 ー シャリグラマ・シーラの物質的価格を定めようとするものは宇宙の終わりまで、地獄にい続ける。 ー シャリグラマ・シーラが崇拝されている半径24マイルは神聖な地とされている。 ー シャリグラマ・シーラを見る者、沐浴する者、崇拝する者、敬意を表すものは、何百万もの供儀を行ったのと同じ恩恵を得る。 ー たくさんの敬虔な活動を行ってこなかった者にとって、シャリグラマ・シーラを見つけるのはとても難しい。 ー 定められたマントラを唱える資格を与えられ、シャリグラマ・シーラのプージャをおこなった者は、間違いなく至高主の住まいを得る。 ー 色々なシャリグラマ・シーラのお姿がある (ヴァラハ、ナラシンハなど)


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