今年の3月29日は主チャイタニヤの降誕祭、ガウラ・プールニマです!
主チャイタニヤはクリシュナの最も慈悲深い化身であり、500年ほど前に降誕なさりました。主はラーダのムードで現れ、主の献身者としてラーダとクリシュナの愛を教え、ハレークリシュナマントラの唱名を広めました。実際、赤ちゃんの頃、主は女性たちがハリーハリーと主の名前を唱えるまで泣き止みませんでした。このように、生まれた時から聖なる御名を唱えることの大切さを教えていました。
もちろん主チャイタニヤはとても慈悲深い化身なのですが、厳格でストイックなイメージを持っているか思います。しかし小さい頃はニマイと呼ばれいた主チャイタニヤもクリシュナのように、とてもやんちゃで悪戯な遊戯をたくさん繰り広げていました。
ゴーピーたちを困らせる主クリシュナ
やんちゃと聞くと、クリシュナが小さい時バターを盗んだり、ゴーピーたちの洋服を盗んだり、ヴリンダーヴァンの住民たちを困らせていた姿を思い出します。例えば、クリシュナは毎日いろんな家にいき、バターを盗んだり、ヨーグルトを盗んだり、寝ている赤ちゃんを泣かせたり、たくさんの猿を家に連れてきたりしていました。すると困ったゴーピーたちは母ヤショーダに文句を言いに行きました。それをきき、ヤショーダはそれならクリシュナが家から出れないようすると答えると、女性たちはみな、「いやいや、クリシュナが家にくるのは好きだから、大丈夫」と答えていました。彼女たちにとって、クリシュナがすべてであり、こうやってヤショーダー文句を言いつけるのも、クリシュナの悪戯について話すのも、キールタン、クリシュナ・カターだったのです。
ブラーフマナたちを困らせる主チャイタニヤ
主チャイタニヤも小さい頃はクリシュナに負けないくらいとってもやんちゃで悪戯でした。彼はニームの木の下で生まれたため、ニマイと呼ばれていました。
献身者たちがガンジスで沐浴をしたり、瞑想したり、ガヤトリを唱えたりしている間、ニマイはいきなり水の中から現れたり、水の中から足をひっぱったり、ブラーフマナたちの目の前に現れ、口に含んでいたガンジスの水を顔に向けてびゅーって吹き出したり、彼らの肩に乗って水に飛び込んだり、沐浴した後に着る洋服を盗んだり、異性の洋服と入れ替えたりして、いつも友人たちといたずらをしていました。また時にはシヴァやヴィシュヌの崇拝を行っている彼らの前に急に現れて、お供え物を食べて、ガーランドを自分の首につけ、僕を崇拝しなさいと言ったりしました。また女の子たちがいい夫をもらえるように、シヴァを崇拝していた時も、ニマイは彼女たちにこう言いました。「僕を崇拝すれば、あなたたちはとてもハンサムな主人と美しい子供たちに恵まれる。でも崇拝しなかったら、すでに4人の妻をもつ老いぼれおじいさんと結婚することになるよ。」このように、ニマイはブラーフマナたちを邪魔したり、女の子たちを脅したりしていました。
クリシュナの時と同じように、ブラーフマナや女性たちが父のジャガンナータ・ミシュラや母のサチ・マタに文句を言いつけた時、ジャガンナータ・ミシュラはニマイを厳しく叱って、もう二度とガンジス行かないようにすると答えました。するとブラーフマナたちはみんな声を揃えて、「いや、ニマイはいつも私たち楽しませてくれるから、そこまでしなくていいし、そこまで厳しく叱らなくていい。」と言いました。
このように、端からみると、周りの人たちは困って怒っているように見えしたが、実際は心からクリシュナを心から愛していました。そして彼らにとって、クリシュナ・チャイタニヤが全てだったのです。これこそ超越的な愛の現れです。
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