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あと二指分足りない!ダーモダラー・リーラの秘密

  • Writer: Hachimitsu Sanga
    Hachimitsu Sanga
  • Oct 21, 2020
  • 3 min read



Kartik カルティックとは?

この月ではシュリー・クリシュナの慈悲が簡単に手に入り、献身者たちはこの慈悲を授けてもらうため、断食やチャンティングを増やすなどして、さまざまな種類の苦行を行います。またこの月では、とくにトゥルシーの崇拝の栄光が称えられています。


クリシュナがヨーグルトの器を壊し、母ヤショダによって臼に縛りつけられる遊戯が繰り広げられた月でもあるので、damodara ダーモダラーの月(お腹を縄で縛られたお方)とも呼ばれます。(ダーモダラーのお話は10月24日のビデオでご覧ください。)


物語から学べる5つの点


1 奉仕よりも、献身者の緊急の要求(苦しんでいる、助けを求めている)にまず対応することが大切

母ヤショダがクリシュナを一旦置き、沸騰していたミルクの元にいったのは、沸騰している牛乳がクリシュナに仕えたいと思っている牛たちの泣き声を表していたからです。ヤショダの行動はクリシュナへの直接の奉仕を行っていたとしても、苦しんだり泣いている献身者(この場合はクリシュナに仕えたいと切望している牛たち)に対応することが大切だと教えています。 2 結果がどうであれ、クリシュナを喜ばせようとする目的が大切

母ヤショダに置いてかれたことでクリシュナは怒るわけですが、別の遊戯で主はヴァラハの化身として、ヒランニャクシャと戦い、闘争心から歓喜の叫びをあげました。側から見れば、クリシュナを怒らせたヤショダより、主を喜ばせたヒランニャクシャがより良い献身者に見えるかもしれません。しかし大事なのはその行動の目的です。母ヤショダはクリシュナに美味しいミルクのスイーツなどを食べさせたいと思っていたのに対して、ヒランニャクシャの目的はクリシュナに戦いで勝つことでした。よって、母ヤショダは純粋な献身者として称えられています。私たちの献身奉仕においても、奉仕の真の目的を見極めることが大切です。


3 クリシュナは様々なムードや関係を味わいたいと思っていらっしゃる 

主はヴァラハ、ラーマ、ナラシンハ、またはドヴァラーカーのクリシュナとしても叱られることはありませんでした。そのため、クリシュナは母親に愛情あるお叱りを受けたいと望んでおられました。


4 クリシュナはバクティ、愛によってのみ征服される

ヨーギーや神秘家たちはパラマートマーとしての主に近づこうとたくさんの苦行を行っていますが、主をみることはできません。しかしクリシュナは母ヤショダによって捕まったのです。これがバクタとヨーギーの違いです。ヨーギーたちはクリシュナにたどり着くことはできませんが、ヤショダのような純粋な献身者にとって、クリシュナもうすでに捕まっているのです。(シュリーマド・バーガヴァタム10-9-9解説より) 5 クリシュナに近くには2つの要素が大切 母ヤショダが縄でクリシュナのお腹を縛ろうとする際、何度縄を付け足しても、縄の長さが二指分足りません。この二指にも深い理由があります。クリシュナを愛で縛るのに必要な、二つの要素を表しているのです。

① 私たちのやる気と努力 どんな困難があっても努力し続ける覚悟。母ヤショダは大事なクリシュナを守り、そして母親としての愛情を見せるため、何度でも縄と結びつけるおつもりでした。

② クリシュナの慈悲 私たちがどれほど頑張っても、クリシュナが自身を明かしてくださらなけば、クリシュナを見ることはできません。私たちは常に、クリシュナがその慈悲を授けてくださるよう、祈り続けなくてはならないのです。








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ISKCON クリシュナ意識国際協会 
​創始者 尊師A.C バクティヴェーダンタ・スワミ・プラブパーダ

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